私は、犬や猫、もちろん文鳥達もいて、
100の生き物達と一緒に、空を見ながら風を感じて、果物を食べたりしながら、長い間過ごしていた。
言葉としては、至福とか平穏って言うのが近いのかな
不満なんてなかったけど、好奇心が押さえきれなくなってきていた。
愛を探すって、どういうことなの?
愛しかないのに?
いなくなってしまうって、どうやって?
ひとつなのに?
寂しいって、どんな気持ちなの?
みんないつも永遠に一緒なのに?
知りたくて、冒険に飛び込むことにした
なかなか戻ってこられないよと止められたけど
文鳥達と共に行くから、大丈夫だよ
知りたいことを体験するための冒険だから、嫌になったら、すぐに帰ればいいから、
満足するまで体験してくるつもりだよ
言い出したら聞かない私を、もう止めようとはしなかったけど、
どのくらい時が過ぎたのだろう…
私は、帰りたい。
どうしたら戻ることができるのか、わからないけど
2代目長男わさびと末っ子くろ
もしかして、ずっと一緒にいたの?